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”命の火が足りぬ…”


 

私の言葉には 命の火が足りぬ

私の言葉には 夏の蝉のような

命を削ってまで鳴く 想いの火が足りぬ

しかし たとえ 誰が その火を消そうとも

その火は消えまい 火の鳥より貰えし

その命の火は 誰にも消せはしない

言葉に 命がないと言うのなら

私の生きる命がないという事

果たしてそうなのか それはわからぬ事

わかろうともせぬものには 私の言葉の

火は見えぬと同じ 見かけで判断するものには

私の 想いは消せまいて

私の 想いは 吹いて消すような

マッチの火とは 違うのだから

”詩人〜今人…”

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