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生きていくのが…

生きていくのが辛かった 友達だった 側を通るのに 怖気付き 僕の前に隔てる 無言の人 目線が 凝視に変わる 冷たい 冬の川のように 触れれることなく 遠くから 見据える 一人で 良かった 寂しさなんて 忘れていくと思ってた 十年たっても あの頃の私が 上目遣いで 僕を見る 寂しそうな 虐待を受けた 飼われていた 犬のように 首輪はない あるのは 酷く擦れた 後だけが 残っている 傷は治っても 痛みは忘れない でも 絵は助けてくれた 言葉さえも助けてくれた 生きようとする 本能は 今 心の分厚い皮をやぶり 新しい 自分になれた しがらみなんて なんて事ない 生きて行くことさえ 怖くない 温かい 温もりが 側にあるから… 詩人〜今人… 


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