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”夢の中の私…”


夢の中の私は 逃げ惑う

走っても ぶち当たり 走っても ぶち当たり
鼻を拭うと ヌルッとした 感触があった
暗闇に紛れて 血さえ 黒く見える
着ていた服で拭いながら 私は 逃げた
どこに行ってるのかもわからないのに
出口を探した
手探りに変えて壁をさすりながら
歩いているとドアノブがらしきものが
手元に触れる
ここから出られると 回した先にあるのは
目を覚ました時の現実そのものだった 天井が離れていく感覚に襲われた
額には汗をかき 辛い日々の中の日々が
ただ 夢の中で 暗闇に変わっていただけ
何も変わらない 闇の世界が現実
そのものに変わりはなかった
”詩人〜今人…”
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