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夜が来るたび…


夜が来るたび 恐ろしかった 

家族は普通に振る舞うが 心は震えていた

楽しいはずの家族の団らんが 苦しかった

見える家なら 楽しそうに見えてたろうに

風呂すら 先に入り 愛する愛娘と入らなかった

何故なら 不安の波と焦燥感が襲って来るから

まるで 生きる屍が ただ生きている

だけの状態だった 会話もない 笑いもしない

いてもいなくても構わなかった

消えてしまいたかった

ただ それだけだった 生きている実感なんて

微塵もなかった

笑いもしない 人の姿をした人形

笑いもしない 人の姿をした人形

詩人〜今人…


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