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月への想い…


ぼんやり 月浮かぶ

海の届かぬ 月への想い

月の光を 水面で跳ね返し

海には 光の波間が見えていた

夜の海を見る 私の 心 寂しく

父を想いながら 遠き日の

真夜中の 海で舵をとる 父を思い出す

月夜のしたの 光の道を

ゆっくり ゆっくり 波を切りながら

沖に向かって走って行ってた

もう 船を降りた 父は 弱りかけている

父の安否が 心配になり ふと夜の海を見ると

想い 不安になるのである

夜のぼんやりした 月が 今日も

遠き日の 勇ましかった

父を思い出させるのである

詩人〜今人…


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