黄色いカタバミ…
風が吹く中 盲学校の 玄関先にある 野の 花咲く中で 一際 黄色い鈴のような カタバミに会った 鈴 鈴 鈴…リン リン リン… 音が鳴ってるような揺れ方をする 黄色いカタバミが 震えていた 春の今日の日は 寒かった 大きな木の下で 私達に 目立つように ここにいるよ!と言わないばかりに 咲いていた 見つけたのは 娘だった パパ 花が咲いてるよ 普段から花が好きな私は 娘の前で 小さな野花に声かける 手を引っ張られて 教えてくれた娘に 可愛いいね〜と言いながら こんにちはと花に声かけた 震えながら 返事をしているようだった 私のする事を娘が見てるんだなぁと 姿を見て 微笑んで 小さな花と 小さな幸せが 2人の前で 優しく 震えながら 揺れていた… 詩人〜今人…