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見えぬはずのない…

見えぬはずのない 生き血を吐いて 日々を 過ごした 闇に逃げながら 人から逃げながら 分からぬものには 分かりもしない 外の青さが 怖かった 闇そのものだった 心が 暗く 闇に負けたら 見えるのは闇の中 人は言う 物事を簡単に 吐き捨てるように 命を削って 生きているものにしかわからぬ 命の辛さを 分かるはずもないはず 人は 遠ざかり 闇から 離れていく 手を差し伸べる1人の人間も居なかった 闇夜の夜桜が咲く頃に うずくまってた ただ 闇に逃げていた 闇夜の花弁は ただ 闇の中で咲いてた 黒く 闇夜の中に咲いていた 去年の 今頃は 生きている実感がなかった ただ 天井闇夜のベランダを見ていた 苦しみながら 眠ることもできずに 黒い花弁に埋もれていた 桜は 黙ったまま 黒い花びらを 舞散らしていた… 詩人〜今人… 


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