空白…
空白の3ヶ月 私は 鬱の中を ただ彷徨っていた 空には風が吹いてた だろう でも ベランダにすら 出て行けなかった 鳥は囀り 声をかけてくれただろう 雨音は何かにあたり 音を発していただろう 花は咲き乱れ 人に見られる事に幸せを 感じていただろう 私は 何も出来なかった ただ 目を瞑り 自分と動けぬ自分と 戦っていた 布団は敷かれたまま 寝てばかりの苦しみを味わった 泣いた日ばかりだった 夜の満月は 優しくベランダから見えた 見守ってくれていた そっと 月の光の灯りは 真夜中の眠れない私を 照らし続けていてくれた 幸せだった… 詩人〜今人…