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心を込めなければ…

私の持つ 絵の具の中のチューブの 血液がドクンッ ドクンッと 脈を打つ 生きてるんだ 色は生きてる 普段使われない色が 出番を待っている 寂しがっている 並べられた 絵の具の端っこで… 静かにしながら… 嫌がる色もある 嫌なんだと 塗られたら 反抗すら しながら 白い画用紙に 自分の存在理由を求めてくる 私じゃなくても… 俺じゃなくても… 相性がある 人の様に だから 色は生きているんだ 使われる 存在理由を激しく求め 何故私ではないと行けないのか… 簡単になんて 塗らせてくれない つくづく思う 心技体 書道の道にも 絵を描くにも 簡単になんか出来ない 心を込めなければ… 想いを込めなければ… 画用紙に塗られた色は 想いのままに まだ見ぬ 姿に向かって 広がって行く… 詩人〜今人… 


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