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暖かな日の中…桜散る…

暖かな日の中 ある人に 私の桜の詩を見せた 綺麗なのに 悲しい詩ですね… その方は桜を遠目に見ながら 優しく微笑み そう言った… 風に吹かれながら 多くの花弁が 舞い落ちながら 散っていく姿を見て 私は 悲しく思えて 一瞬 押し黙ってしまった 散りゆく桜は ひとひら ひとひらと 命の終わりの 最後の舞を 魅せている その舞い落ちる姿を見て 儚い…蛍の光を 見るように… 何故か 心が寂しくなり 満開に咲き乱れ そして 命の限りを尽くし 舞い落ちる姿が 綺麗だと言っている人ばかり 花弁が落ちる姿が 綺麗だなんて 儚い命なのに… 人に生まれて 命の尊さを知った人でも 最後の死化粧を 綺麗だと 言う人もいる 私は それが とても 悲しい… 綺麗なものほど儚く… 命は 悲しいものだと 私の心は そう言っている 天気の良い 晴れ渡る日に 舞い散る 桜を見ながら 私は 桜に毎年 悲しい恋をする… 叶いもしない恋を… 咲き乱れて 揺れながら散りゆく 桜を見上げながら… 詩人〜今人… 


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