空の蒼さを掴む…
空を 手で掴みたくて 青い空に 手をかざし 握りしめる 空の蒼さが この手の中に 夢を掴むように 空に夢を描いて 手で握ってみた 暖かくもなく 感覚もない でも 夢はそのような物かも 知れない 掴みづらいもの でも 自分の心の中で その掴んだ夢の形は 現実になろうとしている 遅い春が来るように 43歳になって 初めて 春の空を握り締めようと している もう片方の手で包み込み 胸にそっと 入れてみる 想いは叶う 諦めなければ 誰にでも来る 季節の到来のように 掴めない 空の蒼さを 掴むように しっかりと 両手で そっと 胸の心の中に しまい込んだ… 詩人〜今人…