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笑っていた…

あの日の海は 夏の焼けた石が 転がる 昔の浜辺 いつものように 可愛い年下の友と 海辺で遊んでた そこに 浜辺に来た 同級 静かだった海に 二人の友達が ニタニタ しながら 近寄って来る 近寄る 無邪気な二人 私を深みに 追い詰め 頭を押さえた そして… 僕を 水に沈めた… パニックになり 塩水が開けた目に 入り込む かすかに見える 無数の手 光る鈍い青空 暴れて 口から塩水が 泡と入れ替わり ガボガボと入り 死ぬ… 抵抗が弱々しく 体中の筋肉の 緊張が解けた その時 真っ赤になった目が 空を仰いだ 笑う事しかしない 二人が 恐ろしく 命を亡くす瞬間 僕は大量の塩水を飲み 喋ることさえ 出来ない 去って行く 二人の 後ろ姿は 明らかに笑ってた 何事もないように… 暑い浜辺に 高らかに 響いた 静まり返る海が ただ ただ 笑っていた ただ ただ 笑っていた… 詩人〜今人… 


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