”壊れた人型ロボット…”私は壊れた 人型ロボット 油もさされず 足で蹴られる 役立たずな 錆びついたロボット 昔は 皆んな 優しくしてくれた 時代が変わるたびに 皆んなは優しく してくれなくなった 顰蹙さえ聞こえる様になった 私はいつも 空を見た 広い空を見ると 飛んでいる鳥が羨ましかった 私も...
”野の草よ”野の草よ 野の草達よ 車の閉鎖されたガラスの窓から お前達が揺らいでいるのが 儚げで強く見える そうありたい そうありたい どこでだって咲ける 強さが 私には必要 妻のように必要 伸びて 刈り取られる事なく 強く咲いて さり気なく 生きて 生きて 詩人〜今人… #詩作...
”上り坂道…”ゆる〜く坂道を登って言ったら いつかは 下るときだってくる その時には上がった分だけ 坂道もあるけど きっと 下まで降り切れるさ だって 辛い上がり道を登って来たんだもん 詩人〜今人… 届いてわたしの想いよ #言葉 #詩作 #心 #詩人 #詩
”月夜のもう一人の自分…”月夜がもう一人の 私を照らす 弱く 冷たい私を 人には顔があり 誰にだって裏の顔がある 私はほとんど出さないよう に心がけ ている 人にはそれを見せる人がいる ゆうのは簡単だ でも 相手を傷つけては 同じ事をしているだけ… だったらどうしたらいいか 相手を許す事...
”憂鬱なあの子…”憂鬱な あの子の顔を見たら 何かを 話してあげたい 花の話でも してあげようかな そんなものは 興味ないと 言い放つかもしれない なんなら デートでも 誘ってみようか 出来ない事を言い放ってみよう ゆうのは簡単だ でも 勇気のない言葉には なんの力もない でも...
”静けさの中の光と闇…”静けさが部屋を覆っている 光るのは 明かりのつく 携帯電話だけ 文字が羅列を組みながら 出来上がっていく 言葉が言葉を生み出し 光が光を産み落とし 闇が闇を生み出して 光と闇が呼応する まるで 生きているよう 発してもない言葉が 息をしている ひっそりと明るく暗く しかし...
”夜の防波堤…”夜の波のある 防波堤に立てば 迫り来る 消波ブロックに闇の中の波が 激しく打ち寄せ 私の心の中を 打ち砕く 背筋は怯え 体は 恐れ おののき 言い知れぬ不安が 打ち寄せる 夜の防波堤が 怖くなり あかりを照らして 歩き それでも 不安は消えなかった まだ...
”混沌とした空の下でも…”この鉛色の混沌とした 空の下でも 人は 人生に流され 抗い 進んで行く… 血は体を流れ 止まりを知らない 瞬きを始め 眠い目を擦り 夢から覚め 今日という 道無き道に 足跡をつける 誰もつけたことのない 浜辺には そのものの足跡だけがついていた 詩人〜今人… #言葉 #詩作...
”また、空が明けて来た…”また 空が明けてきた 明けない日はない 必ず明日はくる 泣いてたって 落ち込んでたって 同じ今日という日はない 私にも貴方にも 必ず違う明日が来る たとえ 寝たきりでも 外に出れなくても かけがえのない明日はくる 希望や夢はないかも知れない でも きっと...
”悲しくもなく…”悲しくもなく 嬉しくもなく 笑いたいとゆうでもなく 怒りたいわけでなく 誰かに寄り添いたいわけでもなくて 一人で居たいわけでもない でも なんとも言えない この気持ちが 幸せというのなら 素直に幸せを味わいたい こんな 気持ちになれる日が来るなんて とても 素直にありがとう...