”悲しくもなく…”悲しくもなく 嬉しくもなく 笑いたいとゆうでもなく 怒りたいわけでなく 誰かに寄り添いたいわけでもなくて 一人で居たいわけでもない でも なんとも言えない この気持ちが 幸せというのなら 素直に幸せを味わいたい こんな 気持ちになれる日が来るなんて とても 素直にありがとう...
”引きこもりの頃…”引きこもりの頃 お父ちゃん お母ちゃんが 亡くなってしまうのが怖かった 心はいつも 怯え苦しんでた 生きていることが怖かった いつか 親がいなくなることが 怖かった 夜はいつも丑三つ時まで起きてて 1日でも 長く起きてた 死ぬことさえ 出来ず 生きることさえ辛く...
”雨蛙…”秋だとゆうのに 二階まで這い上がって来た 季節外れの 陽だまりにいる ベランダの雨蛙 餌なんてないよ きっと人恋しくて 人に会いに来たんだね おはようと花を突くと 顔を恥ずかしく 隠して なんとも可愛い あれほど鳴いてた 君達は 恋の季節は 終わったんだね もう...
”夜明け前の雨…”夜明け前の雨が 樋を伝って流れ落ちる 夜の雨は好き 全てが流れてしまうみたいに 私は 落ち着いている 何もかもが 雨を避けて 何もかもが 水に流されるようで 川に流れ 濁流になり 想いは広い海原へ 私も 冷たい水に想いを流せたら いくらか 心はマシだろうか...
”ある子供が言った”ある子供が言った 昔のままで いいんだよと 何も変わらない あなたでいいんだよと ある子供が言った 無邪気でいいんだよと あるがままの子供の心でいいんだよと ある子供が泣いた 私が 悩み苦しむ姿を見ていたから 大人になることが辛いなら 泣いてもいいんだよと...
”透明の木の葉…”見えない 透明の 木の葉が風に舞い落ちて 小川の水が 音楽を奏で 静かに流れ 野の花達が 風が吹いたのを 踊りながら知らせ 散歩している年老いた犬が ヨタヨタ歩き 命の短さを 私に悲しく 知らせる 仲の良い ご夫婦が手を繋ぎながら 散歩 日常にしかない 気づかない...
”あの頃の私…”あの頃の私ばかりが付いて来る もう ついてくるな 付いてこなくていい その体に染み付いた 夏の暑い日の私よ もう 忘れさせておくれ あの頃の私を 一人にさせて 悪いのは 私だと認めるから あの頃の私よ もう わすれさせて この両手 両足の鎖を外して 呪縛から 解放してほしい...
”コスモス…”あそこに コスモスが咲いているのを あの人は知らない お花はあんなに 咲き乱れてるのに 見ないと コスモスが可哀想 白いコスモス真っ白い 何故だか雪を想い出す 赤いコスモス 真っ赤か 流れる血も真っ赤か ピンクのコスモス 初々しい 可愛いあの子の顔みたい 色んなコスモス...
”秋桜揺れる…”咲き乱れる 太陽の下 秋桜は 私が外に出れたことを どう思ったかな 外に出れたのは コスモスのおかげ 太陽を一杯に浴びて 一つ一つが揺れ動く まるでよく外に出て来たねって 言ってくれてるみたいに 花がゆらゆら 一生懸命 咲き誇って 花は偉いな 羨ましい 秋の最後の花畑...
”なにより幸せ…”空が青くて 娘が元気で 息子の成長が見れて 妻がいつも笑顔で 家族がいることに感謝 素朴な詩だけれども 何が大事か知っている 変わらないのが 一番幸せ 変わらないのが なにより幸せ 変わらないのが 私は大好き 詩人〜今人… #詩作 #言葉 #心 #詩人 #詩