”あなたの見えている空を…”ほら見て あなたが見ている空を どんなに辛いことがあっても その空を 私も見ているから そこで 泣いている あなた 私も同じ空を 見上げている どんなに 悲しくたって 空は私達を 見放しはしない だから 一緒に空を 見上げよう 空の雲や太陽や星達を それと大きな...
”蜘蛛の巣と蛾…”蜘蛛の巣に引っかかった 蛾 鱗粉を撒き散らしながら 蜘蛛に 歩み寄られる 命の儚い 蛾 蜘蛛は恐れを知らずに 糸を伝い 手繰り寄せる 両方の 複眼にどう景色が 写っているのだろう 命が 手繰り寄せられていく 景色が歪み 白い繭にされ 包まれていく あぁ 蛾の運命は いつまで...
”一人ぽっちの雲さん”この広い青空に 1人ぽっちの雲さん 日にちを間違えたのかな 時間間違えたのかな 飛んでる雲さん 何故だか 私みたい まだまだ 私の心の空には ポツンと 私が浮いている 取り残されたように ふとしたら あの日の私を見ているようで いまでも あの日の私を見ているようで...
”生きているからこそ…”生きているから ご飯が美味しい 生きているから 自然がきらめく光る 生きているから 子供の笑顔が見える 生きているから 血が流れている 生きているから 愛する人とキスができる 生きているから 出逢いがあり 別れがある 生きるのに辛くなっても 必ず生きる事に感謝できる...
”眠れない夜…”眠れない夜 秋が進んで 虫の声すら 聞こえなくなって来た あたりは 壁に掛けてある絵のように 無音を貫いている 大好きな人のそばでも 深い眠りには落ちずに 気持ちは 真っ暗闇でマッチをつけるよう つけても消えて つけても消えて ただ闇雲にあたりがボゥーッと光るだけ...
”眠れない夜…”眠れない夜 秋が進んで 虫の声すら 聞こえなくなって来た あたりは 壁に掛けてある絵のように 無音を貫いている 大好きな人のそばでも 深い眠りには落ちずに 気持ちは 真っ暗闇でマッチをつけるよう つけても消えて つけても消えて ただ闇雲にあたりがボゥーッと光るだけ...
”父の木船…”油の浮いた汚い 内海の漁村に 浮いていた 父の木船はあらゆる木が腐り 所々を繋いでいた 鉄の楔や部品達は錆びて朽ち果てていた 動かなくなる物まであって 私はその部品達の 錆び切った体の一部を 久しく思い出す 良くあんな沖まで走ってたなと...
”手にある温もりを手放さずに…”君が私を見捨てるとゆうのなら 私はもう 君を追わない 影すら追わない 君の温もりだけは 涙とともに流させて 君の優しさだけは 本当だったから それだけは信じている 君が いなくなっても *絡み合った 君との体の温もりは もうない でも 忘れないよ 僕はこれから...
”川柳…”川柳 濡れゆる水の滴が 流れに消えて 儚げで 春の桜の様には 彩りなけれども 秋雨の 冷たい雨には 水面もも 寂しかろ 代わりの川の河すすき 濡れて 濡れ髪 女性の様 川に落ちるは ポタポタ落ちて 見事な音が奏でる川辺の音が 優しい音色を聴かせましょう 詩人〜今人… #言葉...
”金木犀の香り…”歩いてたり 車で街を通ると フワッと金木犀の香水ほ香りが 鼻をくすぐる 甘い匂いが 風に吹かれて やって来た 実家にいた頃 近くの家の前にあった 古い木の金木犀が良く香ってた 匂いがするたびに金木犀と 秋の空を重ねて 寂しく見上げてた この前 実家に行った時...