草むらに…草むらに踏み込むと トノサマバッタが跳んだ 少し先の 草が下がった そちらに 近づくと またまた 跳んだ 捕まえようにも 怖くて掴めず トノサマバッタも 捕まえられまいと 空高く 飛び跳ねた 野原の草に 飛ぶ姿が 勇ましい その姿を 見ながら...
evening…One more person at dusk Tsubame's appearance can not be seen today Gray sky dark covers Although it is not the autumn season A little...
夕暮れ…夕暮れ時にまた一人 燕の姿は今日見えぬ 灰色空の暗さが覆い 秋の季節ではないが 少し 風が肌寒い 車の扉の閉まる音 少しだけ 気持ちが動き 娘の声はしないけど 無駄にテレビが鳴り響く 見たくもないのに 消せばいいのに… 詩人〜今人…
A smelly flower in the mountains ...It rises white in the mountains Chestnut flowers Odorious mountain road My father hated that smell I wanted to be hated but not...
山々で臭う花…山々に白く盛り上がる 栗の花 匂い立つ 山の道 父はあの匂いを嫌ってた 嫌われたくて 咲いてないのに 甘い 独特の香りを 苦味潰した顔で嫌ってた 小さな時から 聞いて来た あんなに 美味しい実になるのに 嫌われてるから その体を棘で覆い ...
The heart of poetry ...The heart of poetry ... Flower blooming feeling Breathing of living beings Sadness at dusk One cherry tree in green leaves ... ...
詩の心…詩の心… 花の咲く気持ち 生き物の息づかい 夕暮れの 切なさ 青葉の中の一輪の桜… 想い想いの 言葉の表現 私は 詩を愛しています 中原中也のように 詩に溺れたい 絵を詩に託すように 私が私であるために… 詩人〜今人…
Late cherry blossoms out of season ...I watched a late season cherry blossom season Although it is expensive and invisible She was in bloom Mingled with fresh green...
季節外れの遅い桜…季節外れの 遅い桜を一輪 見た 高くて 見えないけど 彼女は 咲いていた 新緑の芽吹く葉に混じり 淡い桜を見た あれは 幻なんかじゃない あの時見たのが 最後だった 君の儚い 微笑みのように 看取ってあげたかった 手を握ってあげたかった ...
流れて行こうぞ…堪らぬ体の痛みの中 休む体は 休めずに 絶えず 体は動かねばならぬ 堪らぬ 心の嘆きの声よ 心は泣いても 声は出ぬ 空は 曇り行き 明るくはならぬ 雨が降るなら 降るがいい 降って 土を湿らせ 命の水を染み込ますがいい 花は光がなけれど ...